ダグラス・ラミス

上を書いた後で、ダグラス・ラミスの著作を検索してみたら、池田香代子世界がもし100人の村だったら』(ISBN:4838713614)の対訳を手がけたりしているらしい。その他の著作には

といったところがある。(同名異人かもしれませんが)
先の対談を読んで感じたことだが、ダグラス・ラミスは '60年代のアメリカの学生運動の体験が根本的なところにあって、「人が集まる」ことが「力」になり、そういう「力」がなければ、(政府のような)「大きな力」には対抗できない。しかし、私たちは「個人主義」こそが「組織」への対抗手段と考えて孤立することを平気に思ったり、「人が集まる」ことを「全体主義的」として敬遠するように仕向けられている。これは「抑圧=ソフトな管理」ではないか、と考えているようだった。
この年代の人たちの思想を考える上では、「対抗」というのはやはり鍵なんだろうな。そこがどうしても「古臭く」感じられてしまうところでもあるんだが。