2003-01-01から1年間の記事一覧

フリーダ・カーロとその時代

イサム・ノグチのメキシコ時代に交流のあった、フリーダ・カーロの展覧会が、渋谷bunkamura で開催中(9月8日(日)まで)。レメディオス・バロとかも展示されているようです。 Bunkamura ル・シネマでは、フリーダの生涯を描いた映画「フリーダ」も公開中。…

ドウス昌代『イサム・ノグチ -- 宿命の越境者』講談社文庫(上=ISBN:406273690X/下=ISBN:4062736918)

副題にある通り、著者がイサム・ノグチ(日系アメリカ人アーティスト。作品等はここに詳しい:http://www.noguchi.org/)に見いだしたものは、「越境者」である。明治という時代に混血の私生児として生まれた彼は、自分のアイデンティティの確立を求め続けた…

アフリカ

2年程前に、「シエラレオネ」という国について調べようとした時にわかったのだが、webで最もアフリカ関係の情報が充実している日本語ページは外務省のページだった。 外務省:アフリカ:http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/africa.html 他に総合的な情報が掲…

フィリップ・ゴーレイヴィッチ『ジェノサイドの丘』WAVE出版 (上=ISBN:4872901584/下=ISBN:4872901592)

わずか10年ほど前のことだが、アフリカのルワンダで「100万人」の人々が一方的に殺戮されるという事件が起こった。著者はその事件の1年後に現地に赴き、詳細な報告を書いているが、著者を動かしているのは「何故このような悲劇が起こったか」ではなく、「何…

全日本女子バレーボール選手の大型化

現在の女子バレーの代表選手の一覧:http://www.jva.or.jp/japan/aw-members.html アタッカーの平均身長は 185cm 前後という感じですか。 少し前に、テレビでワールドグランプリ予選(http://www.jva.or.jp/topics/topics200308.html)のイタリア戦をやって…

二宮清純『天才セッター中田久美の頭脳(タクティクス)』(ISBN:4104590010)

ちょっと大げさに見えるタイトルがこの本のすべてを表している。著者が「中田久美」へのインタビューを通して見たものは、「天才」と「セッター(=中田久美にとってのバレーボール)」と「タクティクス(中田久美のバレーに対する方法)」だったのだろう。 …

感想の書き方

私の場合、どんな作品に触れても、大体次のようなことを考える。 作者は何故このような作品を作ったのか 自分にとってその作品はどのような意味を持っているか その作品から読み取った「世界観」で自分の周りを見直すとどうなるか 普通に感想を書く場合は、…

ここに書くこと

基本的に個人的なメモ。 気になった本や、読んだ本の簡単な感想。